just between us

I broke my rules for you.

ふさわしさ


この数週間は私に自由に使える時間がいつもより多めにあったので、ふたりの時間は、私にはまるで洋画のようだった。


こんな食事

こんなお酒

特別な鍵が必要な空間

嗜みとして交わされる会話

ものごとに必要な間合い


知ってはいたけれど触れることのなかったことを、たくさん叶えさせてもらった。


こなれている彼の横では、初めてのことにも私がうまく振る舞えるようにさり気なくリードしてもらえるけれど、ひとりでもちゃんと背筋を伸ばせるように、経験を身につけてもっともっと相応しくなりたい。





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外見はどんなに手入れをしても経年には抗えないから、上質な経験から身につける立ち居振る舞いや仕草を重ねることで、幾つになっても雰囲気のあるひとでありたい。

それが私の考える彼への『ふさわしさ』

こたえあわせ


絶妙に始まったのは、絶妙に終われるから?

それとも、終わりがないから?


もどかしい推理小説の結末を途中でうっかり見てしまうように

答えを知りたくてたまらなくなる時がある。




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いい男からいい女だと囁かれるたびに、現実じゃないような気がする。かつて不用意な夫の言葉で蔑まれたことで、私の中の女なんてとっくの昔に失くしてしまったと思っていたから。

自分のことが一番わからない。姿も行き先も。

ひさかたぶり

このブログを始めたときに


「どうして今なのか

どうして彼なのか

どうして私なのか

いつか答えがわかるはず

その日のためのメモ」


なんて書いていたけれど

『そうなるようになっただけのこと』と

早々と都合の良い達観の境地に入ってしまったため

ここから遠ざかってしまった。


もともと群れるのは好きじゃないし

このような境遇だもの、コミュニティの必要もない。

(正直、あまりにも生々しい内容を目にすると

かなり引いてしまう。)


考えすぎず

おろそかにしすぎず


公開されることを前提に自ら言葉で整理することは

私にとっては戒めでもあり、

背中を押すことでもあり。


ここでの独り言は、自分だけのためにこれからも。