just between us

I broke my rules for you.

クライマックス


ずっと触れなかった指先は

きっとこの花火のため




そう綴った、始まりの夏。





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友達として出かけた花火。何となくぎこちなかったのは、きっとその時にはお互いにわかっていたのね。しばらくの躊躇の後に初めてそっと手を重ねた。その先のあれやこれや(!)よりもずっとずっと勇気がいったの、ふたりともね。可笑しいでしょ いい大人なのに。

その時の高揚感。それを超えるものなんてきっと無いわ って今でも信じてる。

heaven


名前を囁きあう唯一の場所に溢れる息遣い


わけもなく突然思い出されて

きゅうっとなる


200cm×200cmのちいさくて果てしない天国

事実にもとづいたフィクション


ほんとじゃないけど嘘じゃない。


出かける理由は、全くの作り話にしない。

焦点はぼかすけど、ちゃんと伝える。

いつもの雰囲気を変えずに「行ってきます」


ドアを閉めたら深呼吸。

自分で自分にかける、名前を変える魔法。

口角が上がる。


はやく、はやく。

坂道を駆け下りていく。


何人もの私。

並行するいくつもの時間。

「ほんとじゃないけど嘘じゃない。」



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はやく会いたくて坂道を走っていたら、派手に転んで膝小僧流血&肋骨にヒビの前科あり。

彼からは「走っちゃだめ」と毎回心配されてる。

傷痕が消えにくいことに歳を実感...